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長老からの手紙 [日記]

リゼルのメールボックスに、一通の手紙が届いた。ドラウの長老からの手紙だ。

「ついにきたわあ。待ってたのよ〜」

手紙を持ってねぐらに戻ってきたリゼルを、他の姉妹達がわっと取り囲む。

「ねえねえ、なんて書いてあるの?」

「早く読んでよ。」

「まあまあ、待ってよ。えーとねぇ・・・あなたの功績は・・・山火事のように・・・?」

「へ?」

「なにそれ?」

「・・・ストームリーチの小道や中庭から、その先の地まで、広まっている・・・。」

「ど、どうやら・・・褒めてはいるみたいね・・・。」

 かたまる姉妹達の中で、例によってどこからかリゼルへの手紙の件を聞きつけてやってきたシシィが、腹を抱えて大笑いしている。

「なんであんたがいるの?」

 不思議そうに尋ねるノイラに

「長老から聞いてきたの。ただのエルフだと思ってたけど、彼女は偉大だ、ってもうべた褒め。でもあの長老の表現方法は独特でねぇ。本人はこれでものすごく褒めてるつもりだから、大目に見てやってよ。」

「そうなんでしょうねぇ・・・。」

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リゼル、Phoenix featherへ [日記]

リゼルがPhoenix featherにやってきた。

 最後の留守番としてしばらく残ってみたけれど、結局誰も戻ってこなかった。いつまでも一人で活動しているわけにはいかない。一ヶ月を過ぎたところで区切りをつけようと決心したのだそうだ。

 新しいギルドでは、カーナとノイラがリゼルを出迎えてくれた。

 この2人が最初に移った頃には、5〜6人もいたかどうかというPhoenix featherも、今ではだいぶ大きくなった。カーナとノイラも「毎日人が増えるから顔と名前が一致しない」のだそうだ。

 リゼルの落ち着き先がちゃんと決まったことで、姉妹達もほっと一息だ。

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親分失踪!? [日記]

 大分前から、カーナとノイラとリゼルが何やらごそごそと話しているのは聞いていた。

「いた?」
「いない。」
「そっちは?」
「みかけなかったな・・・。」

 そして3人揃ってう〜んと首をかしげ、ため息をついていた。思い出したようにたまにやってくるシシィにも、3人は何やら尋ねていたようだが、シシィの答はいつも同じらしい。

「私は知らない。もうずっと見かけてないわねぇ。」

 ラスティネイルの親分がいなくなったらしい。

 最後に見かけたのは3ヶ月ほど前。立ち去るときに「またな」と挨拶してそれっきりなのだそうだ。他の知り合いに聞いてもはっきりしたことはわからない。ある人はメネチャタラン砂漠を越えていくのを見たと言うし、またある人はレストレス諸島で見かけたのが最後だとも言う。

「ま、殺しても死なないような人だから心配はしていないけどね。」

 ラスティネイルに所属する3人は、口を揃えてそう言う。そして3人とも、そう言いながらとても不安げだ。親分がいなくなった頃から、子分達も1人減り2人減り、今では数えるほどになってしまった。親分は戻ってくるかも知れないが、来ないかも知れない。

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ドラゴン退治 [日記]

とうとう、リゼルがドラゴンを退治してきた。クンダラクから依頼されるヴォールト・オブ・ナイトの最後の仕事だ。

「してないってば。」

 当人に言わせると「たいした役に立ってなかったもの」だそうだ。

 魔法使いというものは、それがソーサラーだろうとウィザードだろうと、呪文以外のことはあまり得意でない。カーナのようにローグ稼業もそれなりにこなせているものもいるが、やはりふたつの仕事を掛け持ちいるというのは大変なことだ。レベルアップのたびに、どちらを優先させるかで頭を悩ますことになる。

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新しい仲間 [プロフィール]

 ストームリーチに新しい変化が起きてしばらく過ぎた日のこと。姉妹達を訪ねてひとりのドラウローグがやってきた。

「あなた達にとっては、6人目の姉妹ってことになるのかな。よろしくね。」

 屈託なく笑って握手を求める彼女の名前は「シシィ・アストレイ」

 各ハウスのフェーバーを貯めているうちに、ドラウの長老の信頼をも得た母が新しく加えた仲間らしい。

「一応挨拶しといたほうがいいかなと思って」

 すでにローグとしてレベルも7になっていて、カーナやノイラより腕も良さそうだ。攻撃がなかなか当たらないときなど、呪文が使えないことでいらつくときがあるが、いまのところ別なクラスを選択する気はないらしい。どこかのギルドに入ったのかと聞いたが、ギルドにも所属する気はなさそうだ。今のまま風来坊をやってるのが性に合うからと、またどこかに行ってしまった。顔を出したのだからそのうちまた来るでしょうと、みんなそれほど引き留めなかった。なによりも、この姉妹達が一番の仲間だ。

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衣装ダンス争奪戦!その陰で・・・ [日記]

 5人のうち3人までがレベル8になり、出掛ける場所はますます広がってきた。が、ここにきてそれぞれの行動範囲にかなりばらつきが出てきているようだ。

 みんながあまり乗り気でなかった「フェーバー集め」に、リゼルが積極的に参加している。カーナとノイラは、高レベルシーフツールを売ってもらえるというフリーエージェントの依頼だけには興味があるらしいが、元々それほど乗り気なわけじゃない。同じようにフェーバー集めにはあまり興味を示さないラフィーネとシャンティアは、最近入るパーティーをよく選んでいる。回復役という重責を担う二人は、自分の力量を超えた冒険で役目を果たせずに終わることが何より気がかりらしい。そのせいか出掛けることも少なくなったので、レベルアップもフェーバーもどうやらまだまだ先のことになりそうだ。

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意外にも・・・ [日記]

ノイラがレベル8一番乗り。

最近ローグとしてあちこちに出掛ける機会が多かったので、これについては順当なところだろうと一同納得していたが、ノイラのことだから当然ローグレベルを上げてくると思いきや、なんとクレリックのほうをあげてきた。それだけではない。自分でレッサーレストレーションのワンドを買い込み、ラフィーネやシャンティアが持っているキュアワンドを一本ほしいと言い出したりしている。

ノイラに何が起こったのか!?

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ハーバーの夕暮れ [日記]

 今日は久しぶりにハーバーにやってきて、夕日を眺めている。
 
 初めてこの町に足を踏み入れた2ヶ月前、泣きそうなほど心細い思いで眺めた夕日を、こんなに美しいと思える日が来るとは思わなかった。右も左もわからないまま、夢中でクエストをこなしていた毎日。いつの間にか5人ともレベル5になり、ハーバーでもマーケットプレースでも、それなりに顔が知れてきた。

 この2ヶ月の間に、姉妹達の考え方もそれぞれ変化してきたようだ。リゼルとラフィーネとシャンティアは、特に他のクラスに興味を持つこともなく、それぞれ今のクラスの能力を伸ばしていくことに専念している。ことにラフィーネは真剣だ。以前のタングルの一件以来、クレリックとしてどこから声がかかっても余裕で対応できるようになりたいとがんばっている。善悪にこだわるところも融通が利かないところも相変わらずだが、盗賊団に所属する3人についてあれこれ言うこともなくなった。理由を尋ねると、

「あなた達楽しそうなんだもの、私が口出しする必要はないと思って」

との返事。どうやら少しは柔軟になってきたらしい。と思いきや

「言っておくけど、盗賊団の存在そのものを認めたわけではなくてよ」

 まあやっぱりラフィーネはラフィーネだと、陰でくすくすと笑う姉妹達。

 レベル5ともなれば、そろそろ自分の方向性を決めなければならないときだ。ラフィーネはどうやら回復のエキスパートを目指しているらしい。さて他の姉妹達はどうなのだろう。

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ラフィーネの憂鬱 [日記]

リゼルがレベル5になった。

 前日クンダラクの酒場のクエストで三度も死に、挙げ句にクエストクリアも出来なかったそうだ。今日は久しぶりのウォーターワークスに挑み、無事に経験値を取り戻した。アクロバットリングもゲットして、これからはもうちょっと泳げるようになるかしらと期待しているらしいが、スイムスキルがいくら上がろうと、操るほうが上達しなければあまり期待は持てそうにない。

 何度も死んで、クエストもクリアできなくて、それでも楽しかったと笑うリゼルをラフィーネが横目で睨んでいる。アイテム整理をしていたときにいきなりパーティーに招待され、入ってみたらタングルに誘われたらしい。どんなところかもわからないのに承諾してしまうあたり、大胆さはシャンティアと変わりないかも知れない。

 長丁場のクエストは、たいていの場合話が進むごとに厳しくなる。そして厳しくなるごとにクレリックの腕が試される。序盤は難なく戦闘をこなせていたパーティーメンバーも、中盤あたりからかなりHPを削られるようになってきた。こうなるとクレリック一人では回復が間に合わない。キュアワンドも預かったが、たいした回復力は見込めない。結局、ほとんど全滅が二度、約半分死亡は何度あったことか。自分の使命をきちんと果たせなかったのが悔しいと言うわけで、死んでも楽しかったなどとヘラヘラと笑うリゼルに八つ当たりしたらしい。

 そんなに焦らなくても、レベル4と5の違いなんてそんなにないんだよ。みーんな一緒。成長していく過程では、失敗なんて数え切れないくらいするのが普通さ。

あんまり肩肘張らないで、気楽に行こうぜ、気楽によ。

末娘は世渡り上手 [日記]

リゼルが盗賊団に身を置いていることを、ラフィーネは快く思っていないらしい。

普段は仲のいい姉妹達だが、それぞれけっこう頑固なところがある。特にラフィーネは善悪にこだわるタイプで、彼女にとっては盗賊などもってのほかなようだ。それでリゼルとはよくもめるし、ラスティネイルに興味を持つカーナとノイラともしょっちゅうケンカをする。そんなとき仲介役になるのは末の娘のシャンティアだ。

「まあまあ、ラフィーネ、そんな言い方するものじゃないわ。お頭さんはいい人みたいだし。」「へー、それじゃあなたも入る?」ラフィーネに睨まれ、へヘッと笑って言葉を濁すシャンティア。

不思議なもので、こんなどっちつかずの態度をとるこの末の姉妹を、みんな何となく憎めずにいる。姉妹の中では何事も一番最後なのを本人は不満がっているが、実は一番タイミングよく仲間を見つけられるのもこの末娘だ。ログインした途端に入れるパーティーを見つけ、STKになかなか行けずにいるリゼルをさしおいて町の中では顔が知れてきた。昨日は偶然入ったパーティーの人達に彼らのギルドに誘われ、突然入会を決めてきてしまった。あまりの大胆さに驚く姉妹達。

「ラフィーネも入ってみたら?そろそろ私達も落ち着き先を決めないとね」そう言われてみるとその通りだとラフィーネも思う。結局のところ、姉妹達の中で一番最初に仲間を見つけたリゼルがうらやましいだけかも知れない。と、心で思ったことを口には出さず「お願いしようかいら」と笑顔でうなずくラフィーネ。

一方そんなラフィーネの心の内などとっくにお見通しのリゼル、カーナ、ノイラ。そろそろ姉妹達にも転機が訪れているらしい。

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