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シャンティアへの手紙 [日記]

シャンティアが、ついにドラウの長老から2度目のメールをもらった。

「山火事だって、すごい表現ね。」

「長老も相変わらずだわ。」

「へぇ、あの長老がこんな手紙くれるんだ、シャンティアさんてすごいのねぇ。」

 ここは姉妹達のねぐら。いつの間にか居着いてしまったドラウ3人娘、シシィ、オディール、イルマディアの3人が、シャンティアの手元をのぞき込んでけらけらと笑い転げている。

「でも長老はいい人ね。最初にハーバーに行ったときも、こんな手紙のことを知らずに話しかけたら、『もっと名を売ってここに戻ってこい』なんて言ってくれたわよ。」

 ドラウの長老がやってきたのは、シャンティアがやっと自分の道を見つけて、エベロンで冒険を始めたばかりのころのことだ。

「これはと見込んだ相手には優しいわよ。でも、一度見切りをつけたらもう鼻も引っかけないわ。そのあたりの線引きは冷たいくらいよね。」

 さすがに幼いころから長老と親しくしているらしく、3人が長老をみる目は少し厳しい。

「それじゃあなた達は長老に見込まれてるのね。」

 お茶を淹れながらカーナが笑う。

「そうかなぁ・・・・」 3人がそわそわと落ち着かなくなる。多分会うたびごとに発破をかけられているに違いない。シシィ一人だったころは彼女はここにめったに来なかった。でも誰かが長老から手紙をもらったとか言う話は必ずどこかから聞きつけてきて、さりげなくやってきてはおめでとうと言ってくれていた。でも今は3人だ。心強くなったのか、荷物をまとめて姉妹達のねぐらに転がり込んできてからもう大分たつ。3人とも食事の用意もするし、酒のつまみを作る腕前はなかなかだ。イルマディアの音痴も大分よくなってきたらしく、最近は何とか聞くに耐えられる歌を歌えるようになったらしい。オディールはいつもSPが少なくて頭を抱えているが、こればかりはレベルアップを待つ以外に道がない。イルマディアが来たころは部屋にこもりがちだったリゼルも、最近では普通に出てきて彼女達と話をしている。最近ローグとしての力を着実につけてきているカーナには、シシィがよくまとわりつくようになった。ネクロポリスの奥深いダンジョンでの冒険談などを聞いては、目を輝かせている。

 平和が訪れたかに見えた姉妹達のねぐらに、またひとつシシィによって情報がもたらされた。パラディンとしての修行を積んだソーサラーが一人、リゼルの元で勉強したいと言ってドラウ達の里をでたという。

「パラディンかぁ。どんな人なの?」

「硬い・・・・」

 3人が肩をすくめる。

「何が?」

「全部。」

「は?」

「あいつが来たら酒盛りなんて出来ないかもね。」

「うーん、わりといける口だけど、乱れないのよねぇ。」

「カーナなら良い勝負じゃない?今度飲み比べしてみてよ。」

「はぁ・・・そんなことをするなら、髭達磨印のどぶろくを1グロスはいるわよ。それじゃみんなでがんばって稼がないとね。」

 妙な方向に話がずれているようだが、さてそのパラディンとはどんなドラウなのだろう。

「このまま平和だといいんだけどな・・・。」

 さてカーナの願いは届くのだろうか・・・。
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ほうちゃん

ほう、楽しみですな (^o^)。
by ほうちゃん (2008-01-16 08:00) 

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